オーロラの街 カナダ・イエローナイフ。旅の滞在先はゆったり泊まれるスイートルームで。ホテルやB&Bに代わる、新しい宿泊施設がスタートしました。

201107William

しまの部屋

ウィリアム王子の公式訪問

訪問式典で

2011年7月5日、公式新婚旅行中のウィリアム王子とケイト妃が、イエローナイフを訪れました。
前日が雨。当日の予報も雨だったのに。実際には朝の曇り空がどんどん薄くなっていき、ほぼ快晴に。

会場に到着

「うそーっ?」と言ってしまった程の、天候回復劇でした。会場はシティホール(市役所)の前の広場・ソンバケプラザ。夏の青い湖をバックにしての歓迎式典でした。

フォーマルな式典自体はとても短くて、そのあとは先住民ドラムを見たり、踊りを見たり、北方先住民文化を知ってもらうための会になっていました。CBC(カナダ国営放送)では会場の同時中継のほかに、エリザベス女王がご夫妻で、若い時に訪れたときの写真も対比しながらの解説。

面白かったのは興味深そうに見ている王室の姿も、物産や文化を紹介している地元側も、中継の様子がと写真がビックリするほど似ていたこと。

その後、散策道を通って対岸の博物館へ。その後は準州議事堂への表敬訪問へ。
そして夕方からは、カナダレンジャー(野生動物・森林警備隊)の活動を見るために水上艇でブラッチフォード・レイクロッジへ。
11:30の歓迎式典からスタートして、22時過ぎまでずっと観光が続いていました。
でも、どっちかと言うと公務に近いような・・・?と思えるほどのてんこ盛りスケジュール。
自分たちのを迎えてくれる人達(臣民)に応えるために、少しでもいろいろ廻ろうという感じのスケジュールでした。

ソンバケ・シビックプラザ

全体のスケジュールも11日間ほど。この間にプリンスエドワード島、ケベック、オタワ、イエローナイフ、カルガリー、カナディアンロッキーの周遊。
新婚旅行にカナダ周遊を選んだ方なら、これがどれだけてんこ盛りのスケジュールなのかは、よーくお分かりいただけると思います。実際には歓迎式典のほかに、各地で全没者慰霊に学校訪問、病院慰問、演習閲覧なんかをしてますから、「旅行中の自由時間」なんて、さらに短くなっています。

歓迎式典。左は市長

それにしてもやっぱり王族。(公式上の)新婚旅行とは言っても、ほとんど公務になってしまうのですね。私的な新婚旅行先はセイシェルだったようですが、確かにそうやって私的旅行をしないと、やってられなくなるでしょうね。

今後、王国領であるオーストラリアや、ケイト妃が幼少に住んでいたヨルダン(訪問希望中)、主要国であるアメリカなど、公式訪問が立て続けにありますが、イエローナイフで見せてくれた明るい笑顔を、訪問先の方にも見せて欲しいです。

歓迎式典にて

このイエローナイフの訪問ですが、平日にも係わらず1300人超えの観客が集まりました。少なく感じるかもしれませんが、これは全人口の5%以上。皆さんの住んでいる街では何人になるか、ぜひ計算してみてください。
また、イエローナイフの会場は観客の居られる場所がとても限られていて、沿道に並ぶこ場所が少なくて諦めた人もかなりいましたから、移動していく道を選べばもっと集まったことでしょう。

いい笑顔ですよね

ちなみに、式典会場のソンバケプラザ以外は全て封鎖。
博物館や準州議事堂までの移動経路は沿道に並ぶことが許されなかったので、観客は一か所に集中する羽目に。そのため三列目以遠にいた人は、「背が高くなければ全く見えない」という状態になってしまいました。
まあ、警備を現行人員で行うには、この位にしないと人が足らなかったのかもしれません。イエローナイフには、お巡りさんもそんなにたくさんいませんから。

それにしても、ちゃんと見たかったなあ。。。
私もほとんど見えなくて、途中であきらめました。

Photos: Noriyuki Matsuo

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